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【社外人事部長研究会のご報告】
2007年7月 『第2回 人事部長研究会』のご報告

 2007年7月27日(金)、株式会社コンサルティングファーム 本社会議室にて「第2回 人事部長研究会」を開催いたしました。「人事部長研究会」は、「企業が人事部長機能をアウトソーシングできる商品の開発」と「人事部長機能のアウトソーシングという新しいカテゴリーの普及」の2つを目的として、今年5月に立ち上げられた研究会です。
 今回のテーマは「採用」。社会保険労務士を中心とした研究会メンバーの方々が、どのようにクライアント企業の採用に関わっていけるのかを議論しました。


研究会

 はじめに、弊社代表の山口毅がご挨拶をさせていただいた後、ファシリテーターである八木裕之氏の司会により、研究会がスタート。  続いて、武田倫明氏と古澤和哉氏より、「採用」についてまとめたレポートを発表していただきました。武田氏は、大手企業の人事部で採用を担当されていた経験をお持ちで、中途採用の現況・今後の展望について、人材紹介会社社員へのインタビュー報告も交えつつ、詳しくご解説くださいました。古澤氏は、大企業と中小企業が採用にかける費用・人材の格差に着目され、社会保険労務士・コンサルタントがその格差を埋める役割を果たせることを、わかりやすくご指摘されました。
 発表後、その他のメンバーから提出されたレポートにも触れながら、率直な意見交換がなされ、議論は白熱していきました。
 研究会の終盤には、採用のプロフェッショナルであるエン・ジャパン株式会社 渡辺祐三氏を外部講師としてお招きして、最近の採用動向について、お話をしていただきました。「新卒採用と中途採用の間に、どのような違いが生じているのか」「人材紹介会社活用のメリットは何か」などの質問に、フランクに答えてくださった渡辺氏。研究会は盛況のうちに終了となりました。

 研究会メンバーからいただいたご感想の一部をご紹介いたします。

  • 採用が「売り手市場」の現在は、応募者の数や「質」は企業の市場価値を判断される指標になっているともいえると感じました。顧問先等への関与の度合いにより、外部の専門家としてもかかわり方は多岐にわたるようですが、単に人数あわせのための採用ではなく、経営戦略に連動した計画性のある支援をしないといけないことを再認識いたしました。
  • 中小・零細企業において、条件面・特に賃金面で見劣りし、いい人材が取れないとした場合、その不足分をどう補えるかがポイントでしょう。(不足分を補うのは)会社の成長性、従業員の能力をきちんと認める制度、従業員がチャレンジできるなど仕事のやりがい、教育研修制度などの環境またはトップの魅力度などです。
  • とても刺激になりました。自分の考えてもいなかった切り口のお話を聞き、ポケットが大きく、いくつも増えた感じです。「採用」についても、営業ツールに成り得るのだなと思いました。
  • 採用は計画的に行うことが重要ですが、実態は無計画なことが多いので、ここにビジネスチャンスがあると思います。個人的には、採用計画から内定後フォローまで、業務支援的な形で商品化できると感じました。
  • 「採用」は、経営者がもっとも大切にしなければならない人事の仕事です。しかしながら、まだまだ確立したノウハウが提示されず、されても実情に合わないため使いこなせないノウハウが多く、結局、採用した人材を生かしきれない、教育も行き届かないといった現状があります。まずその現状を(研究会)メンバーでとことん話し合い、湧きあがってくる知恵で、この閉塞感を打破したいと思っています。

 研究会後には、会場を移して、お食事をしながらの懇親会が開催されました。講師の渡辺氏を囲んで、非常に和やかなムードで交流を深めていらっしゃいました。

研究会

 次回の「人事部長研究会」は、9月27日(木)17:00より、コンサルティングファーム本社会議室にて開催します。次回は、「社員教育・社員の能力開発」をテーマとして採り上げます。採用後の社員教育について、忌憚ない意見を交わす予定です。 


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