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【社外人事部長研究会のご報告】
2008年8月 『第8回 人事部長研究会』のご報告

 2008年8月1日(金)、株式会社コンサルティングファーム 本社会議室にて「第8回 人事部長研究会」を開催いたしました。「人事部長研究会」は「企業が人事部長機能をアウトソーシングできる商品の開発」と「人事部長機能のアウトソーシングというカテゴリーの普及」の2つを目的として昨年5月に立ち上げられた研究会で、2カ月に1度開催しています。
 今回は、「○○のための労務監査、監査項目」「書籍の出版について~出版社との打合せ報告」について討議いたしました。


研究会

 ファシリテーターである赤森伸子氏の司会により研究会はスタート。はじめに八木裕之氏より今回のテーマである「労務監査」について共通認識のベースとなるお話と、組織労働を経営全体の視点から把握する「経営労務監査」について解説くださいました。
 次に、事前に各メンバーより提出されたレポートを見ながら、各自が考える労務監査の目的や項目について発表がありました。

 討議では、コンプライアンスチェックにとどまらない改善のための社会保険労務士の役割、人事労務上のトラブルを防ぎリスクの最小化を図るなど、積極的な視点が多く提示されました。一方では、労務監査の必要性は理解しながらも業績や成長との関係性の不明確さ、企業に合った改善提案の困難さなど、課題も出されました。

 具体的な手法については、石川安子氏が実際に企業に行っている「企業診断」に質問が寄せられました。「企業診断」では、緻密な項目によって社員へアンケート調査し、結果は数値やグラフを用いて視覚的にもわかりやすい表現で報告されます。これにより、経営者は組織や経営の判断材料とすることができます。
 次回は、石川安子氏に詳しく発表、解説していただきます。

 また、財務諸表の人事版「労務諸表」の可能性も話題にあがりました。次回、渡辺政之氏が「労務諸表」作成のヒントとして、財務諸表から人に関する項目を抽出し提示してくださることになりました。

研究会

 続いて、「書籍の出版」に関し、古澤和哉氏より出版会社との打ち合せ内容のご報告がありました。
 出版社からは「採用」というテーマはよいので、採用業務の中からいくつか焦点をしぼって作成してはどうかなどのご意見をいただきました。次回までに出版社のご指摘を参考に提案を作り直し、研究会にてプレゼンテーションを行いたいとのご報告でした。

 猛暑のなか、ご参加くださいましたみなさま、まことにありがとうございました。

 次回の「人事部長研究会」は、2008年10月6日(月)17:00よりコンサルティングファーム 本社会議室にて開催します。


 株式会社コンサルティングファームは、メンター会員のみなさまの経営支援に尽力してまいります。「人事部長研究会」についてご質問などがございましたら、下記までお問い合わせください。

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