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【メンター事務所訪問記】
佐藤 等 氏 (公認会計士・税理士/北海道)

■札幌の公認会計士はドラッカー実践の日々

 メンター会員の公認会計士 佐藤等さんが、麹町の弊社オフィスに立ち寄ってくれました。

佐藤 等 氏
佐藤 等氏(右)と弊社オフィスにて

 久しぶりにお会いした印象は「からだが締まっているな」。
 ダイエットの成功理由をお聞きしたら、「ドラッカー思想の実践です。成果をあげることはひとつの習慣である。習慣的な能力の集積である。習慣的な能力は修得に努めることが必要である」との答えが返ってきました。さすがドラッカリアン1号(※)。

 佐藤さんが最近執筆された著書、「実践するドラッカー【思考編】」と「実践するドラッカー【行動編】」を、私も読みました。ドラッカーの言葉を、実際の事例を紹介しながら解説する、という手法で書かれています。初めてドラッカーに接する方でも、ドラッカーの思想を理解できる良書だと思います。

 佐藤さんは本業の会計事務所を「会計業務をする事務所」ではなく、「企業の付加価値(利益)の増加を支援するオフィス」と定義付けています。具体的には、北海道のGDPの1%(2,000億円相当)分をオフィスで支援したいとのこと。その理由は、GDPと企業の利益はほぼ同一になるからだそうです。つまり、顧問先企業の利益合計が2,000億円となるように、顧問先企業を増やし、さらに企業の利益が増えるように支援をする、ということです。

 このような考え方は、ユニークですばらしいと感じました。ますますの活躍を期待しています。

※「ドラッカリアン」とは、ドラッカー・ファンを指します。佐藤等氏は「日本ドラッカリアンの会」会員で、会員番号1号です。

(2010年5月7日)

【プロフィール】 佐藤 等 氏   ホームページ
公認会計士、税理士。佐藤等公認会計士事務所所長。ドラッカー学会監事。日本ドラッカリアンの会会員(会員番号1号)。1984年国立小樽商科大学卒。1986年公認会計士第2次試験合格後、簿記学校、監査法人を経て、経営・財産コンサルティング業務に従事。1990年佐藤等公認会計士事務所を開業。1992年株式会社ビジネスクリニック代表取締役就任。2002年小樽商科大学大学院(修士課程)終了。2005年ドラッカー学会発足に参加。ベンチャー企業の起業および経営支援業務を得意とする。他、十数社の企業役員に就任。「法務・会計プラザ」の参加、小樽商科大学ビジネス創造センター学外協力スタッフの就任、有限会社ナレッジプラザ、株式会社ヒューマン・キャピタル・マネジメントの設立など、成長・発展を目指す企業リーダーとともに学びながら精力的に日々活動している。著書に「実践するドラッカー【思考編】」「実践するドラッカー【行動編】」編著(ダイヤモンド社)がある。座右の銘は「何をもって憶えられたいか」。

※本データはこの記事が掲載された当時のものです