【メンタージャム大阪のご報告】
2009年10月『関西支局開設8周年記念特別編』

　10月15日（木）、大阪「レストランミッテ」にて、『メンタージャム大阪　関西支局開設8周年記念特別編』を開催いたしました。みなさまのおかげをもちまして、株式会社コンサルティングファーム関西支局は、本年9月で開局8周年を迎えることができました。その感謝の気持ちをこめて、今回はスペシャルゲストとして、「葉っぱビジネス」で名高い、株式会社いろどりの代表取締役社長　横石知二氏を講師にお迎えし、「『今だから話せる葉っぱビジネスの裏側』～世界も注目する社会起業家が語る成功の極意～」と題して、ご講演いただきました。

■横石　知二 氏のご講演より

横石　知二 氏

　徳島県・上勝町。横石氏が立ち上げた「葉っぱビジネス」の舞台です。地域の高齢者たちが料理のツマにする葉っぱを収穫して販売する「葉っぱビジネス」は、「彩（いろどり）事業」と呼ばれ、今では年間32億円を売り上げるまでに成長しています。ご講演では、小さな町でこの彩事業が成功するまでを、ときにユーモアを交え、熱くお話しくださいました。

　はじめに、彩事業が伸び続ける理由について、「変わっていくことにチャンスがあると、思っているからです。『変化によって、いい流れを自分に引き寄せることができる』と考える、プラス思考のおかげです」とおっしゃいました。
　上勝町に赴任して、町の人達が自分の故郷に誇りを持てずにいることにショックを受けた横石氏。仕事がないことが人の心をこんなにも腐らせてしまうのか、これは何とかしなければ、という思いが、彩事業を始める原動力でした。
　「変化にチャンスがある」と信じ、生まれ持ったチャレンジ精神で、新しい提案をする横石氏でしたが、変化を嫌う町の人達にはなかなか受け入れてもらえません。それでも、「今までのやり方を変えましょう」と訴え続けたことで、今の彩事業があります。
　横石氏は成功のもうひとつの理由として、「商いの仕組みを作ったからです」と言われました。新たな仕組みを開発する度に抵抗や反発を受けますが、「出番と評価と自信を与えることによって人は元気になる」と考え、生産者の人達がそれを実感できる要素を仕組みのなかにうまく落とし込んでいきました。この仕組みが、今では売り上げ増に大いに貢献しているそうです。

　横石氏は全編を通して、変化を受け入れることがいかに難しいか、しかし、それがいかに重要なことであるかをお話しになりました。「商売では、目標を設定することも大事ですが、それ以上に大事なのは、変化に対応する力をつけることです」とおっしゃいました。
　ここでご紹介したのは、ほんの一部ですが、今回のお話をお聞きになって、「人と人とのつながりがいかに大切か」といった根本的なことに、あらためて気づかれた方も多かったのではないでしょうか。また、人はどうしたらやる気になるのか、それを知るヒントが随所にちりばめられた熱いご講演でした。

　ご参加いただいた方々からは、「横石さんのパワーがびしびしと伝わってきました」「本当に有意義なお話を聞かせていただきました」などの声をいただきました。
　横石さま、ご多忙のなかご講演いただき、本当にありがとうございました。

　第2部交流会は、講師の横石氏による乾杯のご発声で始まりました。みなさま、次々に横石氏と熱心に話され、ご参会者同士のお話もはずんでいらしたご様子で、非常に活気のある交流会となりました。

　また、名古屋からご参加の税理士　加藤厚氏、関西を代表して弁護士の永井一弘氏よりメッセージを頂戴しました。

加藤　厚 氏

永井　一弘 氏

　続いて、弊社代表取締役の山口がご挨拶をさせていただいたき、会はお開きとなりました。
　横石さま、ご参加くださいましたみなさま、お忙しいなかをお集まりいただき、本当にありがとうございました。

　次回11月17日（火）開催の「メンタージャム大阪」は、「～未曾有の大不況で金融機関の動きも様変わり！～『誰も知らない中小企業のための最新銀行交渉術』と題して、企業再生コンサルタントの柴口敏一氏を講師にお迎えいたします。「メンタージャム大阪」としては、今年最後の開催となります。みなさまお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

2009年11月開催「メンタージャム大阪」のご案内
～未曾有の大不況で金融機関の動きも様変わり！～
『誰も知らない中小企業のための最新銀行交渉術』

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