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【異業種中小事務所研究会のご報告】
2010年4月 『第9回 異業種中小事務所研究会』のご報告

 2010年4月13日(火)、株式会社コンサルティングファーム 本社会議室にて「第9回 異業種中小事務所研究会」を開催いたしました。当研究会は司法書士、行政書士、税理士、公認会計士、社会保険労務士、弁護士の中小事務所経営者の方がメンバーです。「事務所経営をするためのノウハウを共有する」「異業種の専門家がお互いの仕事を理解し、コラボレーションの可能性を探る」を目的としています。


研究会

 今回は「従業員が辞めない、働きやすい、事務所づくりとは」をテーマに話し合いました。
 ひとくちに「専門家の事務所」といっても、弁護士、司法書士、税理士、行政書士、社会保険労務士と、メンバーによって業務の特性、事務所の歴史や規模が異なります。まずは、事務所を開設したときからこれまでに、社員として入社して辞めていったのは、どのような方であったかをメンバーからお話しいただきました。

 採用に関しては、メンバーから「辞める方には、パターンのあることがわかりました。応募書面で読み取れることでしたので、そのような方が応募されてきた時は書面審査でお断りしています」「書面審査で選んだ方に設問を送り、論文を書いてもらいます。物事を深く考えているか、思考に柔軟性があるかを審査しています」「所長が書面と一次面接によって、ある程度の判断を行いますが、所員全員が参加してその方と面談を行い、所員から採用についてネガティブな意見が出てこないかを確認します」など、みなさまの工夫を伺うことができました。

 次に事務所への定着について。労働環境としてはかなり厳しい状況でありながら、ほとんど退職者が出ないという事務所に、なぜなのかという質問が集中しました。
 「所員が同年代である」「上下関係がない」「事務所の拡大路線が明確で、所員に支店長になるという目標がある」など、厳しくても辞めないということには、それなりの理由があることもわかりました。

 今回は、経営者として他所で話すことのない体験を、ありのままに語り合いました。メンバーはお互いに「よい人材を得るためには、だれもが苦労するが、工夫する余地もじゅうぶんにある」と、学ぶことができました。

 次回の研究会は「営業」をテーマにして、討議することになりました。
 経営者にとって「営業」も永遠のテーマといえます。きっと、メンバー同士で参考になるお話を聞くことができるのではないかと、期待されます。
 ご参加のみなさま、まことにありがとうございました。

 次回は、2010年の6月22日(火)18:30より開催いたします。


 株式会社コンサルティングファームは、メンター会員のみなさまの経営支援に尽力してまいります。「異業種中小事務所研究会」についてご質問などがございましたら、下記までお問い合わせください。

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