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業者から先生へ

 私が司法書士をしていたときの経験です。一般的に司法書士は仕事の依頼を個人や会社から直接受けるよりも、銀行やデベロッパー、不動産仲介会社など登記が大量に発生する(しかも発注権限のある)企業とのお付き合いのなかで、仕事を受ける(いってみれば業者的立場である)ことが多いのが現実です。

 一方、違う立場で企業の方と接することもあります。銀行や不動産会社は宅建資格を取らなければ昇進できない、手当てが出ないといったことから宅建へのニーズがあります。私は受験指導校での講師としての経験を活かして、仕事の発注者である企業に宅建の講習をして差し上げたわけですが、するとどでしょう。立場が「業者から先生」に変わります。司法書士としてその後お会いしても、講習を受けた方は教え子ですから、いろいろと相談してくれますし、当然仕事をいただく機会も多くなります。

 ちょっと発想を変えて「お互いの関係を変えられるシーン」を考えてみてください。今ですと当然「会社法」。勉強することを目的にせず手段として捕らえると、真剣さやモチベーションも大きく変わるのではないでしょうか。

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