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メンター会員事務所訪問 北海道編 加藤邦彦司法書士


加藤邦彦司法書士・山口毅


 久しぶりの北海道。メンター会員加藤邦彦司法書士の事務所を訪問しました。加藤さんは、開業して20数年。すでに、ベテランの域に入っていらっしゃる方ですが、最近の司法書士業界の大きな変化の中で、「司法書士として、どのように仕事をしていけばよいか模索中です」と、ご自身の課題を率直に、お話ししてくださいました。そのお話は、専門家支援をする私にとって、問題提起となるものでした。

 1.登記業務
   1) 依頼から実行まで1週間程度のことが多く、1つ1つ登記が終われば完結してしまう。
   2) 不動産登記のような権利者義務者の関係の場合でも、お互いの申請意思の合致に基づいて実行するために、争いが前提となることが少ない。


 2.裁判業務   
   1) 依頼から問題解決まで長い時間がかかる。
   2) 原告または被告の一方の代理人として、相手方と争うことになるのでストレスが大きい。

 もちろん加藤さんは、「司法書士業務を超えても、困っている人を助けたい」という気持ちが強い方なので、裁判業務にやりがいと責任感を持って携わっていらっしゃいます。ただ、その気持ちが強すぎるがゆえに、通常のビジネス以上の気持ちの入れ込みがあり、かえって心理的な負担にもなっているのではないかと思います。

 このようなことは、登記業務を中心としてきた従来の一般的な司法書士の方も感じているのではないでしょうか。加藤さんは、債務整理についても、単純に債権者との過払い・払い戻し交渉や分割払いの交渉で終わらせることができず、「依頼者が、今後多重債務にならないための生活設計を考えてやらなければ」と、考えてあげられる頼りになる法律家です。

 従来の登記業務とあわせて、裁判業務もバランスをとりながら、ぜひ引き続き取り組んでいただきたいなと感じました。


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