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徳野氏&山口対談

 去る6月7日、メンター会員の税理士、徳野文朗さんの事務所を訪問して対談を行いました。徳野さんとは5年前に開業された当初からのお付き合い。しっかりとした経営理念を基盤に、すばらしい事務所をつくられ、お客様との関係を構築されています。


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徳野会計事務所の現況について

山口 本日はどうぞよろしくお願いします。まず初めに、徳野さんの事務所の現況についてお伺いしたいと思います。

徳野氏 私の事務所スタッフは、ポテンシャルとして高いものを持っていると思っています。経験値が少ないので、税務・会計の知識やお客様とのやりとりのスキルに関してはまだまだ欠けている部分があると感じるのですが、「素直・一生懸命・熱心」といった、ビジネスパーソンとして知識よりも大事なものを備えていると思っています。
 また、事務所として、お客様とお話しする際のツールも揃えつつあります。最近、「もう半年、もう一年経てば、事務所としてしっかり機能しだすのではないか」という手ごたえを感じます。これからの事業展開についても考えたいし、金融機関に対する営業なども始めていきたいですね。私の事務所は大阪の中心部から離れた東大阪にありますが、多くのお客様が大阪市内にいらっしゃいますので、大阪市内に出張所を確保した方がよいのかな、とも考えています。

山口 「ツールも揃えつつある」とおっしゃいましたが、具体的にはどういうことなのでしょうか。

徳野氏 今まで税理士がやってきた仕事はいわゆる「後処理」が中心でした。徳野会計では、財務データを利用して、経営者の方に将来の行動指針を考えてもらうための材料をご提供しています。この材料としていくつかのツールを使っています。ツール自体は徳野会計のオリジナルではありませんが、従来税理士が担ってきた「後処理」の領域を越えて、具体的な行動目標を一緒に考えられることが、徳野会計の強みだと考えています。

山口 それはすごいですね。経営者にとっては、「外部ブレーン」と「財務部長」を同時に持つということになるでしょうから、付加価値は非常に高いのではないでしょうか。


メンターネットワーク参加のメリット

山口 次に、メンターネットワークのメリットについてお伺いしたいと思います。実際に参加されてみて、メンターネットワークのメリットはどのようなことだと感じられていますか。コメントをいただければと思います。

徳野氏 メンターネットワークのメリットは、大きく分けて二つあると思います。一つはやはり、他地域の同業の方々と懇意にすることができ、なおかつ他業種の方々とも情報交換ができることですね。メンターネットワークを活用して他のメンター会員の方々にお話を伺うと、「同じグループに属している」という仲間意識があるからなのでしょうか、とても親切に教えてくださいます。すごくメリットがありますね。
 考え方や仕事のやり方を参考にさせていただけるし、目標にもなります。『ビジパ』上でも、「こういうことがわからへんねんけど」という質問を『SESSA』 (※注1参照)に挙げてみると、会ったこともない先生が回答をしてくださったりする。温かいな、ありがたいなという気持ちになります。

山口 もう一つのメリットは何でしょうか。

徳野氏 もう一つの大きなメリットは、書籍監修の機会をいただけたことです。それはものすごく大きい。開業したてで書籍監修のチャンスをいただくなどということは、メンターネットワークに入会していなければ、まずあり得なかったと思います。おかげで、お客様候補の方とお話をするときも、セミナーで講師をするときも、書籍のご紹介をするだけで「本も書いていらっしゃる立派な先生なのですね」と、よい「誤解」をしてくださいます。営業面でもメリットになりました。


メンターネットワークに期待すること

山口 では、「もう少しこうなればいいな」と、メンターネットワークに期待することはありますか。忌憚のないご意見をお聞かせください。

徳野氏 例えば、現在取り組まれている「テンポスプロジェクト」 (※注2参照)のようなプロジェクトを増やしていくと非常におもしろいと思います。テンポスバスターズのように幅広く開業支援を行っている企業と連携していくことで、開業時に必要なナレッジやノウハウを多くの事業者の方々に提供することができるでしょうし、メンターネットワークの存在感も示すことができるのではないでしょうか。

山口 そうですね。開業支援だけに限らず、メンターネットワークをアピールできるようなコンテンツを増やして、提供先を拡大していきたいと思います。課題を抱えているところを積極的に探して、それぞれのニーズに合ったサービスもつくっていきたいです。
 それから、メンター会員自身が抱えている課題解決のお手伝いもしていきたいと考えています。例えば事務所の経営についての課題や悩みを伺って、「あの先生はこういった取り組みをされていますよ」と、他のメンター会員の実例を示しながらアドバイスしていきたい。金融機関対策や医療法の改正などに関する勉強会を開催して、専門的なナレッジの提供も行っています。それ以外にもホームページづくりや書籍出版などのお手伝いができますから、メンター会員の支援に関しては、経営面での支援、ノウハウ構築の支援、そしてそれ以外と、3つの切り口で行っていきたいと思っています。


『サイバーメンター』が果たすべき役割

徳野氏 メンターネットワークに加入されている会員の情報は、『サイバーメンター』(※注3参照)上で誰でも見られるのでしょうか。

山口 『サイバーメンター』はオープンサイトですが、会員情報がすべて見られるというわけではありません。個人情報については、外部からは見られないようになっています。

徳野氏 個人情報保護の関係ですべての会員情報の開示は難しいとしても、メンターネットワークにはどういう意識を持った会員がいるのかが会員以外の方々にも見えるようにしていくとよいと思います。例えば、個々の会員の回答が外部の方にも見られるようになれば、「あ、この先生はこういう回答をする方なんだ。」というように、回答からその人間性を読み取れる部分が出てくるのではないでしょうか。
 税理士を探している人が『サイバーメンター』を活用することで、そこに在籍しているメンターの回答から人間性を読み取って、そのメンター会員に問い合わせをするというようなことが出てくれば、メンターにとっては、ビジパでの回答がお客様開拓の場にもなりうるのではないかと思います。その開拓の場が、単なる広告や紹介料で成り立つ専門家探しのサイトではなく、コンサルティングファームという会社が運営しているというところにブランド力があるわけで、これは非常に大きな付加価値となると思います。

山口 私たちもメンターネットワークのメリットを『サイバーメンター』上でどのように表現するべきか、日々考えています。現在は、『サイバーメンター』上にメンター会員のブログを集めて、メンター会員のことをもっと知っていただこうと企画しているところです。先ほど徳野さんがおっしゃったように、外部の方に「メンターネットワークの会員にはこういう方がいます」とお伝えすることが『サイバーメンター』の目的ですから、その入口としてブログを活用したいと考えています。
 最近、専門家を選ぶためのサイトが増えてきています。他のサイトとの差別化を図るためには、バーチャル面の機能を充実させるだけでなく、リアルな面での強みがないと駄目だろうなと思います。コンサルティングファームでは、実際に専門家の方々と会い、それぞれの強みをしっかりと把握した上で、各企業のニーズに合致する専門家を紹介するようにしています。サイトで入口をつくっておいて、リアルな面でもメリットを示す。これが、『サイバーメンター』が果たさなければならない機能だと思っています。

徳野氏 今年の7月で入会丸5年になりますが、入会して本当によかったと思っています。

山口 ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いします。


※注1.コンサルティングファームが提供する『ビジパ』のコンテンツの一つ。会員相互のWEB上相談室として、知識やノウハウの交換に活用されている。

※注2.フードサービス業などの開業サポートを展開する株式会社テンポスバスターズと、メンターネットワーク会員数名で構成される専門家チームとが連携し、より付加価値の高い開業支援に取り組むプロジェクト。

※注3.メンターネットワークの活動をPRするコンサルティングファームのWEBサイト。

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