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事務所にとっての「保水力」

 東京から大阪に向かう新幹線の車窓から景色を眺めていると、日本は本当に緑が豊かな国だなと感じます。
 この夏、東京の熱帯夜は先月31日で計48日と、観測史上最多を記録しました。ここしばらく雨も降っていませんが、それでもなお日本の国土が水で満ち溢れ生き生きしているのは、山林が持つ「保水力」のおかげです。

 少し古いのですが、FAO(国際連合食料農業機関)から1998年に発表されたデータによると、「国土に占める森林面積の割合」は日本が圧倒的に多いことがわかります。
 その割合は約67%。アマゾンを有するブラジル(65%)、熱帯雨林の代表格インドネシア(60%)、森林国フィンランド(66%)よりも多い。ちなみに中国は15%を割っていました。

 士業の世界は大きな環境変化のなかにありますが、自然が備える「保水力」に該当するもの(例えば、事務所の基礎となる業務やこれまで培ってきた実績、信頼など)を持っている事務所と、急成長したものの「保水力」が弱い事務所とで、力の差が出てきたように思います。

 もちろん改革は必要ですが、事務所にとっての「保水力」まで削ってしまっていないか、一度見直してみたいですね。

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