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正解を探そうとしないこと

 先日、あるメンター会員の方とお会いした時のこと。
 最近、新人採用の面接をする機会があり、「あなたを採用すると、私にどんないいことがあるの?」と質問したら、その方が固まってしまった、との話を聞きました。
 コンサルティングファームでも「メンターエージェント」という人材紹介事業を始め、毎年数多くの方と面談をしていますが、確かに同じ現象があるな、と感じます。彼らに共通しているのは「なんとか正解を見つけようとする癖がついている」こと。

 質問者が知りたいのは、その人の思考過程や、自分の頭で考えられる人なのか、どんなバランス感覚を持っているのか、です。
 しかし、質問を受けた側は、正解を探そうとして見つからないので固まってしまったり、常識からかけ離れた答えをしてしまう。
 これって学校教育のひとつの弊害ではないでしょうか。テストで正解を出すことばかり訓練されてきた人間にとって、正解のない質問をされること自体、たいへんな苦痛なのでしょう。

 みなさんも職員の採用などで面接をすることがあると思います。 そのとき、「すぐに正解を探そうとするな」「法律論ではなく、まずは常識から考えてみたらどうか」といったアドバイスが必要になるかもしれませんね。

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