老舗の製造業
日本一高い石垣を誇る亀山城
地方銀行のビジネスマッチングのお手伝いをする中で日本全国の企業を訪問しているのですが、その過程で気がつくのは、戦前からの老舗企業でオンリーワン・ナンバーワンの技術を活かして商品をつくられている企業が多いということです。
現在に至るまでのプロセスはさまざまなのでしょうが、共通していることは、発注元から出された厳しい要求(時代の要請ということもあるでしょう)に応える形で極限まで洗練された「プロダクト」「技術」が、あるときまったく異なる「課題」(先方のニーズ)と出会って、大きく花開いているという事実です。
ここで一番難しいのは、自分たちの技術や商品が解決する「課題」を探し出すことなのですが、老舗企業が持つ「歴史」がそれを解決しているのかもしれません。
士業の世界も似ているところがあって、「能力の開発」と「課題との出会い」の両輪によって初めて世の役に立つことができます。最近、とかくマーケティングの重要性がクローズアップされがちなのは、その視点が士業の世界には今まで希薄だったことが要因なのだと思いますが、もう一つの「能力の開発」についても忘れずに、メンタージャムやメンタージャムプラス・研究会を通してもっともっとやらなければと改めて感じています。
ちなみに、最近読んだ「千年、働いてきました」(野村進著) は日本の老舗の製造業を紹介する、なかなか示唆に富んだ本だったので、一読されることをお薦めします。
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