お客さまの言葉を信じない一級建築士
一級建築士と聞いて、みなさんはどんなイメージをもたれますか。
施主の話を聞いて、無から有を生み出す。私が思うのはそんなクリエイティブな仕事です。大田区の大森駅から歩いて数分、メンター会員で一級建築士 横山武志さんのオフィスにお邪魔してお話をお聞きしてきました。
横山さんは、まずはお客さまから家に関してのさまざまな要望とイメージについて雑談を交えながら、ヒアリングを通じて聞き出すそうです。
お話には矛盾していることもたくさんあるそうですが、なるべくなら「or」ではなく「and」で仕上げるために知恵を絞るよう心がけます。
お話をお聞きしていて面白いなと思ったのは、「お客さまの言葉を疑うこと」が実はプロフェッショナルとしては重要という姿勢。例えばバルコニーが欲しいとお客さまに言われた場合、より大きな機能を果たすサンルームを提案する。お客さまの言葉どおりではなく、その裏側にある本当にしたいことを読み取り、優先順位をつけ、立体的に理解する。
お客さまの真の要望を読み取る必要があるのは他の士業の場合も同じですから、「お客さまの言葉を疑うこと」はプロフェッショナルにもとめられる共通の視点かもしれません。
最近は、ラクテンポという会社を立ち上げて、「都心部の遊休地、敷地効率の悪いコインパーキング、狭小地などを、デザイン性と堅牢性を兼ね備えたユニット店舗や木造店舗で有効利用する」ことを提案されています。誰も行わないニッチな提案が都会の地主さんたちに受けているようです。
狭隘な土地の扱いに困っている地主さん、店舗を探している飲食店主の方がクライアントとしていらっしゃる方はご相談されてみたらよいかもしれませんね。
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